GoogleやYahoo、Bingといった一般的な検索エンジンはビジネスをしていく上で多くの方が日常的にお使いのことだと思います。企業リストを作るためであったり、ニュースを調べたりするなど用途は様々です。しかし、一般的な検索エンジンはビジネス、特に営業やマーケティングに特化しているものではありませんので、目的の情報のページが的確にでてくるわけではなく、検索結果の中からお目当てのページをクリックをしながら探す必要があります。また、ページを特定することができた後は、今度はページ内で目的とする情報の箇所を見つけ出し、保存するという作業が必要です。しかも、問題なのはホームページごとに記述方法方に違いがあるため、編集作業も同時に必要になったりします。十分便利ではあるけれど作業効率が悪い。これが営業やマーケティングにおける一般的な検索エンジンです。

自社の営業やマーケティングに特化した専用検索エンジンを作ると必要な情報を期待する形で簡単に見つけ出すことができるようになる

営業やマーケティングに関わる人間が多ければ多いほど、作業効率の悪さは時間、そして人件費に大きく跳ね返ってきます。そうした無駄を減らすために、自社の営業やマーケティング活動に特化した専用の検索エンジンを作って利用するという方法があります。自社の商品やサービスがあるならば、当然、ターゲットも明確なはずです。そこが決まっていれば、インターネット上から特定のターゲットに絞った企業を見つけ出すようにクローラーの稼働を設定しておき、情報を保存しておくという動きにすることも可能です。また、取得した情報を企業名、住所、電話番号など、すぐに利用できる形式を抽出するところまでを検索エンジンがやっておくことで、作業効率は飛躍的に向上します。

重要なのは毎日繰り返す作業の自動化のためにどうやって情報を活用するか

データの活用というと、いままでやっていなかった新しい分析をするシステムの導入を検討などに話がいきがちではありますが、投資対効果という点からいえば、最も重要なのは毎日繰り返している、当たり前の作業の効率化です。それは営業スタッフが毎日行っている、お客様や競合の動きをネット上で調べたりすることかもしれませんし、営業リストをもとに営業を開始する際に、リスト内に記載されている企業のことをホームページを見つけ出して把握することかもしれません。定期的に枯渇してしまう営業リストをなんとかするための作業であったりもします。既に行っている、そして毎日、もしくは定期的に行う作業を徹底的に効率化するために、クローラーや検索エンジンを使った自動化は非常に効果的です。営業活動、マーケティングなどをなんとかして活性化させたいとお考えの際には、当たり前のことを自動化するというところから考えてみるのも実践的です。