社内のデータと外部のデータなど、複数のデータを統合するときに課題になることが多い同一企業の特定と統合、いわゆる名寄せ作業をサポートするオプションサービスです。
同一企業を判定することを難しくするのは、社名表記、住所、電話番号などの書式や記載ルールの違いです。また、移転による住所の変更、部署違いによる電話番号の違い、新設支店など、既存の情報と合致する可能性がゼロの情報が含まれることも非常に悩ましい問題です。企業ホームページなどを確認した場合でも、すべてを記載していない企業が多いため、完全に判定することは難しい場合も少なくありません。
この問題はシステム的な処理ではなくとも、人の手によって行った場合でも発生するものであるため絶対に大丈夫と呼べる状態にではできませんが、人と同等以上の水準は達成が可能です。最初に企業データ統合・名寄せサービスでは、まず最初に人が行った場合の正答率、加えて正答を出すための手順をヒアリングの上でお客様が望んでいる結果に近しい基準を作ります。その基準をルールベースで判定して名寄せを行っていくアプリケーションを作成し、クローラーで取得したデータを名寄せしていきます。名寄せして企業判定をした後は、お客様の社内で統合のユニークキーとして利用されている任意のIDや法人番号などを割り振ってご提供をします。
人でやっている精度、品質を大きく上回る水準を目指しているものの、単純なルールベースで判定することが難しい場合には、外部から取得して利用するデータ量を増やして、いわゆるAIを利用してあいまいな情報も判定を行い、スコアとともにご提供する別のオプションサービス「AI処理オプション」が必要となります。