Webクローラーツールを活用した事例などをご紹介していきます

クローラー導入の検討ポイント

インターネット上から収集した情報で企業リストを作ったら、次のするのは既存リストとのつなぎあわせ、重複削除による本当の”新規化”する作業

インターネット上から収集した情報で企業リストを作ったら、次のするのは既存リストとのつなぎあわせ、重複削除による本当の”新規化”する作業

営業スタッフが新規開拓をする際に欠かすことができない営業先の企業リスト。良質な企業リストを作るために、インターネット上に掲載されている企業データを利用することが増えてきて言います。そうした中で問題になるのが、既存顧客かどうかを確認する方法です。もし、インターネット上で見つけた企業が、既にアプローチ中の見込み客だったり、取引が継続している既存顧客であったのならば、それは大きな問題になります。新規のリストの作成と、既存顧客との重複削除、これを実現するためには、クローラーに加えて、既存顧客のデータを読み取って、新規分だけをしっかりと作ってくれるデータ管理ツールが必要になります。

営業やマーケティングの目的で企業リストを作るのなら”重複削除”はクローラーには必須の追加機能

クローラーはあくまでデータを収集することに特化したシステムです。ネット上から集めてきた情報をどんどんリスト化することには長けています。しかし、そのデータの中にも重複はありますし、さらにきれいになったデータですらばも、社内のデータと比較したときに本当に新規かどうかはわかりません。営業やマーケティングで利用するリストを作るのであれば、”重複削除”は必須の機能といえます。重複は、クロールしたデータ内、そして社内の既存顧客データとあわせた時という2か所で発生します。どちらもしっかりとクリーニングをして、あとは攻めるだけという状態にまでしておくことがおすすめです。

重複削除に有効なのは社名、電話番号、簡略化した住所の3つ。すべてが一致したら完全重複ということで自動制御、2つ以下の場合は目視確認による決定という方法も実践的

重複削除というと、かぶったものを消すだけと思いがちですが、何をもって同じものと判定するのかはとても難しいところです。たとえば、社名をとっても正式名称、略称、敬称付きなど、様々なパターンがあります。電話番号も代表番号だけでなく、部署単位である場合もありますし、住所も様々な表記パターンがあります。それぞれ、ある程度はパターンを広げてマッチングさせることができますが、様々なサイトを通して完全に判定するのは容易なことではありません。そこで完全に重複したと自動判定するものと、重複の可能性が高いと判定して目視確認をいれるものをわけるという方法をとることもあります。こうすることでリスクを減らすことができるわけです。最悪、重複は間違っていいのでとにかくスピード、効率化を優先したいという場合は、すべての判定を自動化すればいいわけですし、商品特性上、小さなミスも許されないという場合は、目視確認の工程をいれる部分を増やしていけばいいわけです。

企業リストは営業やマーケティングを行う上でとても重要なものです。それぞれの企業文化、営業ルールに合致した方法で導入するとより効果的です。クローラーを導入する場合は、重複削除の追加機能も検討することがおすすめです。

Next article 支店や店舗にもDMを送りたいという時の企業リストはクローラーの得意分野
Previous article 効果的な営業リストをインターネット上のから収集したデータで作成する方法

Related posts